2009年9月4日NUU



「料理は、生き方そのものなんだ。」

最近、
本をみて作れば良いんだって
なんだか思って、
そして、
料理は勉強なんだなぁって思って、
レシピ本を開いて
新しいメニューに挑戦している。

いままでは
冷蔵庫にあるもので
これとこれを合わせて、
という風に料理を作ることが多かった。

しかし、本を開いてみると
同じ冷蔵庫にある物も、
自分では全く思いつかなかった
組み合わせが出てきて、感動する!
そして作ってみて、
また感動!

なんだ!
本を開けばこんなにも
無限に世界が広がっている。
知っている食材ばかりが、
食べたことのない
おいしい料理に変化している。
知っているメニューも
一手間で、更においしくなる。

そして
本屋さんでレシピ本を
色々見てみる。
載っている料理がおいしそうなのは
もちろんのこと。

季節に準じた野菜で料理。
使っている調味料にも
意識がおかれている。
とにかく手間を省いて急いでいる。
カフェ風である。
肉ばかりである。
残り物が出ないように
工夫されている。
化学調味料を入れている。
レンジでちんで完成させる。
砂糖を使っている。
基礎をたたき込んでいる。
道具が色々出てくる。
冷凍食品を使って一工夫。
出汁から丁寧に。
常備食。
雑穀中心。
麻の実をふんだんに。

とか
いろんな考え方が出てくる。

どの本を選ぶのか、は
どの料理方法を選ぶか、に
つながり、
どのように生きていきたいか、に
つながっている。

いやいやだけど仕方なくなのか
食べるものが体を作っているという意識なのか、
節約術なのか、
季節に準じて、必要な分だけ、なのか
早く、早く、なのか。

本自体の美しさも
料理への興味を沸き立てます。

作っている料理自体もさることながら、
最近はそのレシピを考えている人自身に
注目が集まっていて
その人の料理だからやってみたい!
という興味もあり。

そしてわたしは
やっぱり
この本に感動する。

かるべけいこ
『自然がくれた愛情ごはん』

いつも使っている器に料理を盛りつけ、
いつも生活している場所で、
ご主人である野中元さんが
彼女の料理を撮影し、
使っている野菜は、
野中さんが畑や田んぼで
育てている。

これはレシピだけの本ではなく
生き方そのものの本だなぁ。

写真も美しいし、
季節ごとにレシピが出てくるし、
調味料の量は、自分の舌で決めることだし、
使う調味料も、器も、全体で
料理であることが
ばしばし伝わってきます。


そして、
下記の皆様も大好きです。

辰巳芳子さんの姿勢には光を見ます。

ケンタロウさんは純粋に
「うまいっ!」を求めていて
それがもう最高で。

土井善晴さんが作り終えて
自分で食べて最高においそうな
表情を浮かべるのも嬉しくて。

大谷ゆみこさんの野菜だけにも
いつも新しい発見をしています。

沢山の人が生きている。

なにかを食べて生きている。

庭のゴーヤをとってきて、
胡瓜としらす干しで酢の物にしました。

2009年9月4日夜 NUU

前の日記