毎年、咲き始めたさくらに、

さようなら、と思う。

私は、明日から沖縄へ行くの。

あなた方が満開の時、私、海にいるの。

だからせめて、しずかにあなたの元に。

と、思いながら、駆け足で、私、桜の下を駆け抜けた。

青い空にさくら。

だれもが空を見上げて、嬉しそう。

ずっと、ここにはえていたんだね。

花が咲いたら、みんな、「わぁわぁ」言ってさ。

あなたをいつでも見上げていたよ。

あなたがここにはえていたこと、

私はずっと、いつだって、知って見ていたからね。


なんてさ、さくらの気持ちわかったみたいなくちぶりさ。

NUU 2007年3月29日


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