朝早く起きて、tokyo FMに向かった。
 今日は、柴田玲さんの番組『SUPREME』(シュープリーム)に出演させていただきました。
 エコに関する番組でした。色々とお話できて面白かったです。
 自分としては、私は、あまり、エコ人間ではない気がしています。
 がしがし!エコを推奨できるほど、ストイックではないし、色々と知らないことだらけです。
 なのに、唄を聴いてくださった方、実際に私に会った方が、
 私をエコな人。と感じるのは、とても面白い。
 髪が黒くて、お化粧をあまりして無くて、水筒を持っているからかしら。
 いや、それよりももっと、聞いている人は、敏感に、何かを嗅ぎ取っている気がする。
 それは、私の育った環境や、私がものを捉える姿勢を、「エコ」という言葉で呼んでいる気もする。
 それは、一体なんだろう。自分では客観的に気がつかない部分だろう。
 私が何の気なしにしていることが、きっと、今の時代が呼ぶところの『エコ』なのだろうか。

 私が一般的な意味でのエコは、知ったことに関しては、気をつけるようにしているかもしれません。
 界面活性剤が、体に悪いよ。とか。なるべく、農薬の散布の少ない野菜とか。
 それはただ、それはどうやらよくないことかもしれない、と知った上で、
 使い、食べ続けてゆくことが、自分にとって負担になるからです。

 シャンプーには、界面活性剤が山盛りで、それを使っていると恐ろしいことに!!
 って、知って「なぁ〜に、関係ないやぁい〜。」って、出来ないだけのことです。
 恐がりなのかしら。きっと、「なぁ〜に、関係ないやぁい〜。」って出来るのは、
 それはそれで、大切なエネルギーだと思います。

 農薬散布されてる野菜も、大好きな人と、美味しく!食べれば、農薬も、吹っ飛んでゆくよ。
 逆に、無農薬、無肥料の野菜だって、食べたくもない人と、まずく食べれば、
 体にいいことなんて、どこかにいっちゃうよ。と、私は信じている。

 私が水筒を持ち歩いているのは、
 外でも、よく水分をとるので、持っていると助かるという理由です。
 水筒の中身を飲み干したら、コンビニで、ペットボトルを買うこともあります。
 けど、ペットボトルって良くできていて、それを一度で捨てちゃうのが、勿体ない。
 だから、コンビニとかに、でかい給水機とかがあればいいのになぁ。と思う。
 だって、私、容器持っています。もう、これ以上、水筒いらないもん!てことで、
 水。500ML 80円とか!自分の水筒に汲めるの。いいなぁ。

 エコ。それは、とても良いことに思えて、それを信じるがあまり、
 人にしつこく勧めて、相手にとって負担になってしまうことが少なからずあるようです。
 いいもの、いいこと。そう、自分自身が感じて、人に伝えてゆくことには、とても注意が必要です。
 無理に、良いことを!良いことを!って、あればだめ。これはだめ。では、長続きがしない。
 水筒も私は持ち歩くのがとても好きで、持ち歩けているだけ。
 なんでも、かんでも、「好き!」ということは大事だ。なぁ。

 けど、快適さばかりを求めてきている結果。
 いろいろと、見渡せば、無駄なものが、確かに多い。
 渋谷を歩いていても、メイクしている人でも、「きれいな人」って、本当に少ない。
 何が美しいか。自分の基準が、わからない人が多い気がする。
 これが、今、美しいです。って信じ込まされているだけだ。
 そういう私もわかっているかどうか、曖昧。
 化粧品だって、次から次にでてきて、追いつけなくて、いつの間にか、
 私はほとんどお化粧しなくなりました。何を買って良いのかわからないだけです。
 私はとても単純だと思う。

 敏感にそういう流れについていけない。だから、ついていかない。

 なんだか、エコに関して書くのは難しいなぁ。

 自分のバランスで、皆が、自分を大切にしてゆけば良いと思う。
 そして、なにが自分のバランスなのか。それだけを見失わないこと。
 それだけできれば、随分ときもちいいだろうなぁ。

 そして、今日、富士山が見たくて、三軒茶屋のキャロットタワーに登った。
 エレベーターに乗るとき、一緒に乗った初老の女性に、何階ですか?と訪ねると、
 「あ、26階。ありがとうね、若い人に声かけられると嬉しくなっちゃう!あぁ、幸せ。」
 と、言ってくださった。最上階につき、上から建物を見ていると、その女性が、ぽつりと、

 「はぁ、すごい。これ全部、人間が作ったんだわ。」

 と言った。

 人間は、本当に、すごい。

 NUU2005年6月13日 
 


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