◆humbert humbert HP
『おなじ話』の歌詞はとても好きだった。
何を見ているの?ずっと君を見ているよ。
どこにいるの?ずっと、君のそばにいるよ。
と言う感じだ。
この前、舞台『レーン』を見たときに、カップルの男性が、「帰ろう」という。
そうすると女の子が、「どこに?」って、聞く。その感じを思い出した。
ハンバートの歌は、「さよなら」が多く含まれている。
良成君の書く歌詞は、少し淋しい。
だけど、とても好きです。私のかけない言葉が沢山詰まっている。
私の書く、別れの歌は、せっぱ詰まっている感じがする。
だけど、ハンバートの歌は、なんとなく、二人が、静かに、すれ違って、別れてゆく感じがして、
それが実に良くわかる感じで、またそれをゆうほちゃんが、無表情で淡々と歌う。
何でもない毎日なのに、そのなんでもない毎日が、気がつくと、修復できなくなってゆくんだ。
ぐっとくるよ。
かなしくなるよ。
良く、ハンバートの歌を聴いている時期が、2年ぐらい前にあった。
その歌を今日ライブで聞いて、時間が経ったなぁって感じた。
こうして毎日が流れてゆく。
そんな時に、ハンバートの歌は、寄り添う。
がつんがつん、心にぶつけたりしない。
ふっと、糸のほつれている部分を、ほつれているよ。って、教えてくれる。
その舞台『レーン』でりょうこさんが話している言葉や、口調が耳に残る。
時間が経って、人に会うのは良い。
いろんなことが、離れてみることができるのは、良い。
目の前に、ものをどん!と、置いても、見えないのだ。

離れてみるんだ。離れて見るんだ。

ありがとう、今も、聞いているよ。「おなじ話」

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